主題:ロケーション撮影開拓 -モノクロ×ストロボ撮影-

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今回の第一のテーマは、緑の多いロケーション写真を撮らないこと。

緑の多いというのは、背景やぼかしが植物や木々で埋められているロケーション写真から抜け出していくことである。

 

トライしてみたことは次の3つである。

○背景に建物や無機質なものを選択すること

○モノクロで表現すること

○足りない光はストロボで補うこと

 

モノクロにしたのは、単に緑色を消したかったわけではなく、明と暗で写真を表情したかったためである。明るいところは白く、暗いところは黒く写るモノクロ写真では、光の当たり方で色や形がはっきりと表れる。

また植物や木々の背景を避けて、無機質なフェンスや壁を写すには、コントラストがよりわかりやすくつけられる必要があった。

そのため、色情報をなくして今回は明暗で写真を表現していくこととした。

 

 

外での撮影だと、光の良いスポットを見つけることが第一であるが、今回の撮影の場合には背景をメインに場所を決めていったため、そこでは光は作る必要があった。

すべてが作られた光である必要はないが、ストロボを1灯持っていき足りない部分や強調したい部分を補っていった。

ストロボも、よく後ろからあてて輪郭を出したりフレアを入れたりすることはやっているが、ダイレクトに前から被写体にあてたり、背景のアクセントとして光をあてありすることはこれまで少なかった。

 

柔らかい写真を撮るには、わりと逆光や半逆光が似合い、自然光に包まれた中で撮影するのが好条件と考えられるが、

今回の撮影の場合には白く表現したい部分には光をあてて、黒く影の表現で良いところはそのままにするというような思考で、明暗で被写体や背景の形を出していく考えて行った。

 

単純なことであるが、例えばこの写真。

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これだけ見ると明暗差がつけられた写真と見えるが、光を足さなかった場合はこうなる。

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モノクロ写真は素直である。

光がなければ黒になる。それで良い場合もあるが、逆に光を足せば明るいグレーや白になっていく。

どのくらいの強さの光をどの角度や距離からどこにあたるかのトレーニングをするには一番良い方法ではないかと考えている。

 

前後から2灯。

アクセントを出すように光をあてればこうなる。

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これもストロボを使わなければ、平坦な写真となる。強い光を使えば、晴れの日のお昼であっても周りを暗く落とすことができる。

輪郭を出したり、背景との分離を意識した1枚である。

 

黒い部分でも露出をあげていけば、もちろんグレーとなって色が表れてくる。

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ただし、光をあてずに露出をあげていけば当然背景は白に飛んでいく。日中シンクロと同じだが、適度な光を被写体にあてて露出をあげることで背景は白飛びさせずに輪郭も出して色を出していくことができる。

いつもと違う考え方で光を使うことは非常に勉強になる。

今回の3つの試みを通して、特には正面から光をあてることで表現できる写真の質感がよくわかった。

 

いつも明るく撮影している田中さんの元々持っている雰囲気が表せられたかな?

 

ご協力ありがとう‼︎

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