こんにちは、さはしです。
アウトドアが好きで写真を撮りによく山登りに行くのですが、
今回はわたしが風景写真を撮る時にどんな所を見て撮っているかをお話していきたいと思います。

自然の中で写真を撮る時は天気や気温も顕著に関係してきます。
特に山での写真撮影は山頂を目指して歩きながら撮影するので時間をかけて撮ることが難しいです(写真がメインの山行だったらじっくり撮ります!)
けれどその中でもその場の空気感が残るような写真を撮りたいと思っています。

広い景色は主役をみつける

撮影場所:滋賀県 霊仙山(りょうぜんざん)

山並みがとても素敵な場所、広い湖、大海原をそのまま撮影して後からカメラロールを見返したときに
ここは一体どこだろう・・・となったことありませんか?

そういう場合は景色を少し引いて見て他のポイントを探します。
写真の中でひとつ主役を作ってあげると構図がまとまりやすいです。

この場合は小さな山小屋をポイントにしました。
構図の真ん中に山小屋を配置することでこの場所の広さや奥の山への遠近感が生まれました。
海だったら夕日や船、堤防、人などでも良いと思います。

秋のはじまり時期だったので山並みが茶色くなってきていて、この日は少し空に水分が多かったので空がくすんでいますが
それも良い味として修正はせず、小さい山小屋がぽつんと感のあるミニチュアみたいな写真になりました。

  • 霊仙山(りょうぜんざん)
  • 標高:1,094m
  • 鈴鹿山脈
  • 所在地:滋賀県

建物は周りの景色も入れる

撮影場所:長野県 北八ヶ岳 縞枯山荘(しまがれさんそう)

風景の中で人工物はとても絵になるので思い出もかねて絶対に撮ります。
屋根や外観の色が印象的なものが多いので引きで撮ることをおすすめします。

建物が引き立つように周りの風景も含めて構図に入れ込みます。
建物だけではなく周りも大事に写真の中に入れ込んであげると場所性がよくわかります。
これは青い三角屋根が特徴的で可愛らしく残したかったので、色味を調整して懐かしい雰囲気になるように現像しています。

個人的ですがこの縞枯山荘の青い三角屋根が大好きです。
森を進んで行くと突如現れるこの縞枯山荘。可愛らしいフォルムがたまりません。
ここではレトロなコーヒーカップで出てくるコーヒーがあって、それがとっても美味しいです。
ここはロープーウェイで歩いてこれる場所にあるので山歩きに慣れていない方でも行けます。

  • 縞枯山(しまがれやま)
  • 標高:2.403m
  • 八ヶ岳連峰 北八ヶ岳
  • 所在地:長野県

人は風景にとても似合う

撮影場所:長野県 白馬岳 大雪渓

人は風景にとても合います。人がいるだけで物語性が生まれます。
これは友人と一緒に白馬岳に行った時の写真です。
風景の中に人を入れたい場合は、先に構図を決めて撮影します。
そしてその中でそこに人が配置するかを頭の中で決めて、先に行ったり、後ろに下がったりしてシャッターを押します。

風景が主体の写真の場合、被写体は後ろ姿やシルエットや目線がない写真を撮ることが多いです。
スタジオのようにポーズしてといって撮影するのは難しいし、そう何度も足を止められないのでシャッター数も少ないです。
あとは被写体には”自然体でいてもらうこと”がポイントです。

ここは長野県の白馬大雪渓といって3.5km続く日本大雪渓のひとつです。夏でも溶けずに歩くことができます。
アイゼンやストックという専門の道具が必要になりますので行かれる時は十分に準備をして行くことをおすすめします。
地球温暖化の為、夏の気温がどんどん高くなっておりもしかしたら夏の雪渓を歩けなくなってしまうかもしれないとのことです。
自然が長い年月をかけて作り出した素晴らしい景色です。一生に一度、ぜひ訪れてみてください。

  • 白馬岳(しろうまだけ)
  • 標高:2.932m
  • 飛騨山脈(北アルプス)
  • 所在地:長野県、富山県

今回わたしなりにどんなことを考えて自然の中で写真を撮っているのかまとめてみました。
これから自粛がもう少し落ち着いて、旅行や遊びにお出かけができるようになったら
また大自然に写真を撮りにいきたいなと思っています。