写真とSNS

今は写真を撮ればSNSに投稿することが普通の時代です。

自分の撮った写真を自分だけで楽しむのではなく、SNSに投稿することで思い出をシェアします。

むしろSNSに投稿するために外出し、写真を撮るという人もたくさんいます。

それぐらい、写真とSNSは今密接に関係しています。

中でも特に「Instagram」は、2010年10月にリリースされてから今も廃れることなく私たちの日常に溶け込んだ人気のコンテンツです。

「インスタ映え」という言葉が2017年に流行語大賞をとり、飲食店は写真映えのする見た目の綺麗な食べ物を作ったり、観光地がフォトスポットを作ったりと「写真のためのモノ」を意識し、今やInstagramは事業を活性化させることのできるコンテンツとなりました。

いつの間にか浸透し、日常的に目にするインスタ映えという言葉。

それでは「インスタ映えのする写真」とは、いったいどんなもののことを言うのでしょうか?

インスタ映えする写真のポイント

 女子高生・女子大生を対象とした「ソーシャルメディアに関する意識調査」(“フリュー株式会社「GIRLS’TREND 研究所」調べ” )では、インスタ映えの要素として「おしゃれ」であることがあげられています。

おしゃれな写真とはどんなものを言うのでしょうか。

写っているもの=被写体そのものがおしゃれである場合でもインスタ映えと言いますが、より目を惹くのは恐らく「写真全体を通しての仕上がり」が良いものではないでしょうか。

たとえば、化粧品の広告。広告写真はおしゃれな写真の代表格で、特に女性をターゲットにした化粧品が写真の魅力を意識しないことはありません。

 

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女性が目にして「これが欲しい!」と思わせるためにも、目を惹く写真は必須です。

化粧品の場合、元から洗練されたデザインに加え、こういった広告写真がより効果的におしゃれ感を演出しているということも。

複数ある商品を綺麗に並べて見た目をよりよく見せている写真はSNSだけのためではありませんがInstagramでも効果を発揮します。

私たちが「おしゃれ」と感じる写真はこういった広告写真がルーツとなっていることが多いです。

カラーリング

洗練された写真というのは「カラーリング」にこだわっていることが多いです。

化粧品でも、中身はいろいろなリップがあったとして、見た目は統一感のあるデザインがされていますよね。

色は視覚的な効果を与えやすいので、ある程度一貫性のあるカラーリングで構成されている方が「おしゃれ」と感じます。

もちろんカラフルな写真も目をひきますが、パステルカラーの中にいきなりモノトーンがあったりするような雑然としているカラーリングより、パステル系、アース系、ビビッド系など同じようなトーンが揃っている方がまとまりよくなります。


インパクト

インスタ映えにはインパクトも必要です。

世界観がしっかりつくりこまれていたり、なかなか見られない絶景だったり、ユニークな壁だったりと、インパクトのある「背景」があることで人の目を惹くことができます。

観光地やテーマパークなどでも「そこに来る目的」となるように特別なインスタ映えスポットが設置されていたりします。

また少し前からナイトプールが流行したのも、写真映えのする空間づくりがされているからこそ。

暗闇に光り輝くプールや、色とりどりのドリンク、特別な衣装など、水遊びをするだけでなくインスタ映えする写真も撮れるということで若い人の心をひきつけました。

フォトジェニック、情緒的

インスタ映えとはやや違う意味でフォトジェニックという言葉もあります。

絶景や名景に対して言ったり、人にノスタルジーのような切ない感情をわき起こさせる情緒的な写真に使ったりもします

インスタ映えする写真とはォトジェニックな写真のことも指します。

こうした写真も目に留まる為、広告写真では情緒的な写真も使われていたりします。

新緑 ロケーションフォト

七五三写真のインスタ映えとは?

白い七五三着物を着た女の子インスタ映えについて見ていくと、ある一定の要素があることがわかりますが、では七五三のインスタ映え写真とはどんなものでしょうか?

大体のポイントは上に書いたものと同じで、カラーリングが良かったりインパクトのある背景や、情緒的な写真が目を惹きます。

また着物はモダンな着こなしやアレンジをしている方が目に留まります。
インスタが比較的若い世代の、流行に敏感な人が使っていることが多いためか、古風な着こなしよりもファッション誌のように革新的なものの方が好まれる様子です。

七五三といえば神社へお参りですが、お参りとなると周りの目が気になりますし、神聖な行事ということもあって個性的なコーディネートはしにくいものですが、写真だけとなれば大きめの髪飾りや帽子にチャレンジしたりと好きなアレンジを楽しめます。

そうして自分らしさ、その子らしさを出したアレンジや、世界観の統一された写真が注目を集める傾向になります。

ノーブレム七五三写真のおすすめポイント

先に書いたものを含めて、インスタ映えのする写真を撮りたい人にノーブレムはおすすめです。

ノーブレムの着物は京都まで足を運び、無数の反物からインテリアの雰囲気や世界観を活かせるように選んでいるので、どの着物もお子様の晴れ姿を素敵に彩ってくれます。

また独自のアレンジも楽しめるのが良いところ。

昔の人が着物を着崩して和洋折衷を楽しんでいたように、意外な組み合わせで遊び心をいれたコーディネートができます。

流行を取り入れつつ、偏りすぎないようにしつつ、「かわいい!」と思ってもらえるようなアレンジで目にとまる写真を撮ることができます。

またお子様の表情もより良いものを出せるように、私たちは遊びながら撮影をしていきます。

ただ着物を着てハイポーズではなく、できるだけ心から楽しんでもらえるように撮影をしてあげたいというのが私たちの願いです。

私たちが撮りたいのは「今を幸せに感じられる写真」。

だからこそ心が動かされるような情緒的な写真も目指しています。

イベントとしての「インスタ映え」

インスタのために良くない行動をする人もいたことであまり好まれない部分もある言葉ですが、その本質は自分が嬉しい写真を撮ることにあります。

良いと思うものを撮り、それを人に見てもらうことも楽しいですし、選び抜かれた写真を後からアルバムのように見られるのも便利です。

それに人から「いいね!」をもらえればやっぱり嬉しいものです。

インスタ映えのする写真を撮りたいからと、いろいろな場所に行ったり、美味しいものを食べたりと思い出をつくれるのは悪いことではありません。

一種のイベントとして、いろいろな体験ができるきっかけをつくってくれるものです。

ぜひ七五三もただ行事としてではなく、良い写真を撮ることを楽しんでみてくださいね。