十三参りって何をすればいい？必要な準備とは｜スタジオノーブレム高岳・泉店

2022.03.11

コラム

4月13日は十三参りの日です。
大変ありがたいことに、ノーブレムでも十三参りの撮影予約をたくさん頂いております＾＾
京都を中心で関西で行われてきた行事ですが、最近は他の地域でも一般的に行われていますね。

しかし、十三参りの意味や由来について詳しく知っていたり、必要な準備をしっかり把握していたりする人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、十三参りの意味や行う時期、十三参りのお祝いに必要な準備や適切な服装など解説します。

十三参りの由来や意味は？

十三詣りとは、数え年で13歳になった男女が健康に育ったことを祝う、関西の伝統行事です。
初めて干支が一周し厄年となるこの時期に、厄難を払うという意味合いもあります。
中々聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、七五三よりも盛大に祝う地域もあるそうです。

由来は諸説ありますが、始まりは平安時代とされています。
清和天皇が数え年の13歳のとき、成人の儀式として京都嵯峨の法輪寺で勅願法要を行ったことが由来と言われています。
江戸時代では13歳で元服をするので、一人前の大人として扱われる「成人式」としての意味合いもあったそうです。

十三詣りでは、13番目の菩薩様とされる虚空蔵菩薩（こくうぞうぼさつ）にお参りにし行きます。
虚空蔵菩薩は智恵を司っている菩薩様とされます。そのため、十三詣りは「十三詣り」、「知恵もらい」ともいわれます。

十三詣りを行う時期

十三参りは旧暦3月13日（新暦の現在は4月13日）に行う儀式とされてきました。
しかし、当日にこだわる必要はなく、3月13日～5月13日が一般的にお参りする期間とされています。
最近は年中十三参りの祈祷を受け付けている寺社も多いため、お参りしたい場所に確認してみるとよいでしょう。

十三詣りを行う場所

十三参りでは、虚空蔵菩薩が安置されている寺社に参拝します。
京都では十三詣りの由来となった法輪寺などがお参り先として有名だそうですが、
近年は有名なお寺や神社、またはお宮参りを行った寺社に参られる方も多いそうです。

また、参拝される際は、祈祷料（5,000円〜10,000円程度）が必要になります。
こちらも含めてお参りしたい寺社に確認してみるとよいでしょう。

十三詣りの服装

女の子

女の子は、振袖や訪問着などの大人用の着物を肩上げ・裾上げして着るのが正装になります。
これは、13歳で大人の仲間入りをしたことにちなんでいますが、この年だとそこまで体が大きくないお子様も少なくないため、
大人用の着物を肩上げして着るのが習わしとなっていました。
お参りから帰宅したら、肩上げしている糸をすぐにほどくのが正式な儀礼です。