素敵なご家族様が撮影に来てくださいました

この日は10歳のハーフ成人式のお祝いでした

主役の妹さんと合わせて、お兄様2人もお着物を着ての撮影

人生でただ一度になるであろう、おめでたい日に兄弟みんなで一緒に着物を着て

写真を撮るということがとても素敵だと思いました



この時間が一生の思い出になってもらえたら嬉しい、と

願いを込めながら写真を撮りました

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思い出は感情と共に残る記憶と言われています

好きなものを手に入れたときの喜びや

壊れてしまった時の悲しさ

人が優しくしてくれた出来事、など

心が伴って残るのが思い出です

カメラは機械ですから感情はありません

シャッターを押せば残せてしまう怖さがあります

良い思い出になるか嫌な思い出になるか、大切なのは最後には ”人” です

カメラマンはシャッターを押す時、いつも感情を感じていなければならないと思っています

大きくなるにつれてわたしたちは子どもたちの目線から離れていきます

目線を下げれば見えてくるものも変わります

新しいものが見つかるかもしれません

いかに気持ちを汲み取るか、そして汲み取れるようにどんな言葉や行動をしなければならないか考えなくてはいけません

人と関わるお仕事だからこそ、これは永遠の課題です

難しいことです

だからいつも悩みます

今見えている世界を感じながら、考えながら

誰かの思い出が特別なものになりますようにと

日々試行錯誤していきたいと思います

sahashi