色の組み合わせは無限です。
際限がないからこそ
「どの配色が最も適しているか…」を判断するのはとても難しいですよね。

実は、バランスが取れた効果的な色の組み合わせを選ぶための原則として色彩理論というものがあります。
色彩理論の一部を紹介させていただきますね！

色彩理論の基礎：色相・明度・彩度

色を大きく分類すると、2つに分類をすることができます。

パープルやオレンジなど、彩のある「有彩色」
白・黒・グレーという彩のない「無彩色」

有彩色には以下のように、色相・明度・彩度の3つの要素があります。

色相・・・色みや色合い
明度・・・明るさの度合い
彩度・・・鮮やかさの度合い

無彩色には色相と彩度はなく、明度のみがあります。

色相

色相は赤や黄色、青といった色合いの違いのこと。

たとえば・・・

1）晴天の空のような水色
2）海の色のような青
3）夜空のような紺色

上記すべて同じ「あお」の色相です。

明度

明度とは、色の明るさの度合いのことです。

白に近い明るい色ほど明度が高く
黒に近い暗い色ほど明度が低くなります。

パステル系のオレンジ色やクリーム色は明度が高く
ダークな紫やモスグリーンは明度の低い色です。

白・黒・グレーのモノトーンは、明度のみの要素です。

彩度

彩度は色の鮮やかさの度合いのことです。

はっきりとした赤色など、華やかで強さを感じる色ほど彩度が高く
やわらかな黄色など、ソフトな色落ち着いた色は彩度が低いです。

白、黒、グレーのモノトーンには彩度はありません。

色彩理論の基礎：イメージで色をとらえる

明度と彩度、この2つの属性を組み合わせて表現する方法があります。

明度+彩度＝トーン（色調）
これは、色の印象やイメージを具体的に伝えやすい効果があります。

たとえば、薄い黄色や薄い水色。
これらは、色相は違いますが、
明度や彩度が近いので、「薄い」という共通のイメージを持てますよね！

トーンを用いると、相手に自分のイメージを伝えやすいだけでなく
つくりたい雰囲気やイメージを、言葉のキーワードから表現しやすいです。

複数の色を統一したイメージで表したいときも、トーンを使うと綺麗にまとまりますよ！

色彩理論の応用：色を組み合わせる

上手に色を組み合わせるにはコツがあります。
配色のルールを知ると、イメージが描きやすくなったり、センスよく見せたり、目的に合わせた色使いができます。

まずは代表的な2つの配色方法を紹介します。

類似する色同士をまとめる「まとまり配色」

対比させてコントラスト感をつくる「メリハリ配色」

カラーコーディネートの黄金バランス

「色を組み合わせるといっても、どんな色を、どのくらい使えばいいかわからない…」
そんなときにオススメの、カラーコーディネート配分をご紹介させていただきます！

最もバランスのよいカラーコーディネートの配分は、70：25：5

ポイント1：ベースカラーを70%
ポイント2：次に、ベースカラーと相性のよいサブカラーを25%を組み合わせます
ポイント3：引き締め効果や全体の統一性をもたらすアクセントカラーを5%配置

視覚的にも心地よい、バランスのとれた配色がつくりやすくなります♪

多くの色を組み合わせる際、
「バラバラでまとまらない」「調和していない」と感じたら、色の組み合わせだけでなく、
構成色の面積や、配置順にも注目しましょう。
面積比を変えるだけでスッキリとして、見えやすくなるケースもよくありますよ！

いかがでしょうか。
明日から是非「色」を活用してみてくださいね♪

いとちゃん

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