七五三ですることは?
お子様の大切な成長祝いである七五三。よく聞くけれど、いざ自分が準備をするとなると、何をすればいいのか戸惑いますよね。
七五三ですることは、
- 神社やお寺でのご祈祷や参拝
- 写真撮影
- 親戚を集めての食事会
などなど。
シンプルに見えますがこちらの内容を分解してみると、事前準備はもちろん、どこへ何を持っていくか決めたり、いつするか決めたり、細かいあれこれを考える必要があります。
ここではそんな七五三でするべき準備や、素朴な疑問についてまとめていますので、宜しければお役立てくださいね。
ご祈祷の準備
ご祈祷へ向けての準備には、いくつか決めることがあります。
- 場所
- 時間
- 服装
- 誰と行くか
- 予算
1.場所
ご祈祷を受ける神社は、ご家族の血筋と関係があったり、地縁のある氏神様、産土神様をお祀りしている神社か、または名古屋市内であれば熱田神宮のような地域の中で格の高い神社、
または無理の無い範囲にあるお近くのお寺へ行きましょう。
神社の方が親しみ深いかもしれませんが、ご祈祷はお寺でも行えますので、どちらでも全く問題ありません。
氏神様や産土神様については神社本庁の「氏神と崇敬神社について」の記事もご覧ください。
また地縁のある氏神様・産土神様だけではなく、個人で信仰している神社があればそちらへ参拝しても問題ありません。
あまり難しく考えず選んでみてくださいね。
愛知県でお探しの方は、宜しければ下記の記事も参考にしてみてください。
2.時間
宗教的な観念でいいますと、ご祈祷やお参りは午前中に行くのがベストなようです。
ご祈祷後の予定や体力面からいっても午前に済ませておくと何かと便利ですよね。
でも神社やお寺の場所が遠い場合や、事前の準備が必要な場合は無理に早い時間にしなくてももちろん大丈夫です。
一般的にご祈祷の受付時間は夕方16時ごろまでのところが多いですので、お昼は普段着で食事会をしてからお着付けをして、みんなでご祈祷に行くというのも良いですよ。
でもお着物はお腹を締めつけて苦しいものなので、あまり食べ過ぎないように注意してあげてくださいね。
3.服装
ご祈祷を受ける場合はフォーマルな服が無難ですが、お子様の負担などもありますので華美すぎる服装やラフすぎる服装でなければ基本的に大丈夫です。
広い神社の場合砂利道の上を草履で歩くのは大人でも大変なことですので、服装はフォーマルでも足元はスニーカーという装いももちろんOK。
大人の方はスーツなどがありますが、せっかくの機会ですので着物も素敵ですね。
ただ着物でいるだけで体力がなくなるものですので、お子様が複数人いる場合や幼いお子様の場合は洋装にしたり、できるだけ低いヒールなど動きやすい方が大人は楽かもしれません。
熱田神宮など格が高い場所ではカジュアルだと浮いてしまう場合もあるので、それなりにフォーマルな服装を着ておくと無難です。
レンタル着物の場合は、当日レンタルOKの場所でも選べる着物が少なくなってしまっているなどのハプニングが考えられます。
人気のところだと夏の段階で選べる着物が減ってしまう可能性もあるので、できれば前年の冬~春など、早めに目星をつけておくのがおすすめですよ。
また、昔着ていた着物を引き継いだ場合は着付けに必要なものが揃っているかどうかを確認しましょう。
お宮参りの産着を使用する場合、仕立て直しをする処理が必要です。
仕立て直し期間は約1か月ほど見ておく方が良いようですので、余裕をもって準備してみてくださいね。
4.誰と行くか
家族だけで行くか、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒に行くかを決めましょう。
パパやママのお子様時代の着物を貰った場合、実際に着ているところを見てみたい方もいますので、お近くであれば一緒に行くのも良いですね。
相手のご都合もありますので、1か月前には予定を立てておきましょう。
一緒に行くかどうかで、食事会などの事情も変わってきます。
写真撮影の準備
写真は①ご祈祷と別日の撮影 ②ご祈祷当日に撮影の2パターンがあり、場所もスタジオか神社で撮るかという選択肢があります。
まずはどちらのパターンにするのかを決めましょう。
それぞれのメリットには下記のようなものがあります。
①別日にするメリット
・お子様のコンディションを保つことができる
・(両方着物の場合)違う着物で楽しめる
写真館は七五三シーズンに混み合いますので、街の写真館で数枚撮る場合でも待ち時間が発生する可能性があります。
また、ご祈祷も待ち時間がある場合も考えられますので、実際の時間よりもプラスで時間がかかると考えておいた方が良いです。
7歳でも着物で待ち続けるのはなかなか体力が必要で、時間がかかるとお子様のコンディションが悪くなる場合もありますので、別日にすることでどちらも万全のコンディションでのぞむことができます。
手持ちの着物もあるけど、ほかの着物も着てみたいというときも、写真撮影と祈祷は別の着物にすることで2度楽しめます。
衣装のお着替えもできるスタジオであれば、着物以外の写真も撮れるのがいい点ですね。
②同日にするメリット
・コストがおさえられる
・予定を揃えやすい
ご祈祷のときにカメラマンに同行してもらって撮影をしてもらえるプランもあります。
今はフリーカメラマンも探しやすく、お店でも出張撮影をしているところもありますので、好みのカメラマンを見つけやすいです。
着物を2度着なくて良いので、着付け代やレンタル代のコスト削減ができます。
また親戚揃ってのお祝いをして、写真撮影をしたい場合は何回もスケジュールを合わせなくて良いのがいい点ですね。
写真撮影の準備内容
写真撮影をするには、
・スタジオ予約やカメラマン手配
・当日の着物の準備
・予算の準備
があります。
人気のスタジオだと直前には予約がとれないことが多いので、3か月前までには目星をつけておいて、予約をした方が良いです。
カメラマン手配も直前には難しくなります。
出張撮影の場合はお天気の心配もありますので、雨天の際どうなるのかを聞いておいた方が万一のときも安心ですよ。
中止となる場合もあれば、後日に振り替えができる場合もあります。
天気はやはりどうなるのか予想をたてにくいので、もし可能なら別日の予定も確保しておく方がおすすめです。
着物は持ち込みで着せる場合、すべて揃っているかを確認しましょう。
着物だけがあればいいのではなく、ほかに襦袢や襟芯、補正タオル、腰ひもなど、こまごまとしたものが必要になります。
7歳の女の子は最も準備するものが多いですので、何度か確認することをおすすめします。
よろしければ七五三着
物購入前に確認!必要なものは?を参考にしてみてください。
写真の予算は大体3万~7万円ほどです。
カメラマンによってはもっと安く出張撮影を行っている場合もあります。
親戚を集めての食事会
ご祖父母や、お近くならいとこやパパママのご兄弟なども入れて、みんなでわいわいお食事をして楽しむのもいいですね。
通常お子様のために頂いたお祝いに対してはお返しをしなくてもいいものですが、お礼の意味をこめてお食事会を開くという方法もあります。
和食などが定番ですが最近ではカフェでもお食事会を開く事ができるようです。
このご時世ですので一室を借りられるレンタルスペースを使ってみるのもいいかもしれませんね。
インスタベース
↑借りられる場所の登録数がとっても多かったです!
カフェによっては貸し切りできるところもあるので、ぜひ好きなところを選んでみてくださいね。
お参りにいかないのは大丈夫?ご祈祷はするべき?
今はこのような状況下ですので、人ごみになりそうな場所は避けたいと思う方も多いと思います。
小さいお子様だと、神社へ連れて行ったりご祈祷をする時間に耐えられるのか心配な方もいますよね。
現代ではお参りに行かず写真だけで済ませる方も大勢いらっしゃいますので、必ずしも昔からの風習にならって無理に行わなくても大丈夫です。
七五三はそもそもお子様がなかなか大きくなれなかった時代に、ここまで育ってくれたことへのお祝いをしていた行事ですので、どんな形でもご家庭それぞれの考えで行ってよいと思います。
お子様だけでなく、パパやママのご負担にもならないような方法で行ってあげてくださいね。
また、ご祈祷を受ける間お子様がじっとしていられるか心配という方は、参拝のみ行うという方法もあります。
ご祈祷は事前か当日に予約をして行い、10~15分ほどの間祝詞をあげてもらうものですが、普段神社で行うような参拝だけにすればお子様の負担も軽くなります。
待ち時間などの心配もありませんので、ゆとりを持って七五三のお祝いができます。
参拝はいつでもすることができるので、かしこまった服装でなくてもできるのが嬉しい点です。
せめて写真のみでも残しておきたい!という方は、ぜひノーブレムにご撮影にいらしてくださいね。
【合わせて読みたい】
熱田神宮の七五三・宮参り、祈祷までの流れ完全解説!