シャッターを押すまでの順番

写真の撮り方フォトグラファーのnishiです!

写真の基本を理解する!の続きです。


人物写真の撮り方前回は写真を撮るためにまずは、色々覚えることがあるけれど、シャッターを押すまでに正確な順番で項目を決めていかないと撮影できないとお伝えしました。

項目を決める順番がとても重要で、その順番をしっかりと体に叩き込むことが写真を撮るうえでの基本だとお伝えしました。


人物写真撮り方さてさて、シャッターを押すまで(写真を撮るまで)に色々なことを決めないといけません。

被写体が人物だとしたら、ポーズ、構図、光、アングル、レンズ、露出、などなど、たくさんあります。


人物ポートレートこのたくさんある項目の並び順がとても大事、それこそが写真の基本だと思っています。

部分部分の項目を知っていても、その項目が正しい順番でないと、違ったものが出来上がる可能性があるからです。

料理でも同じです。

【ゆでる】、【きる】、【やく】とか色々ありますが、いつやって次にこうしてと、きちんとしたレシピがあります。

僕が言うのもこの部分。

写真の基本・基礎になる順番というのはこのレシピ、作り方になります。

【光】だけ知っていても、【レンズ】についてだけ詳しくても、写真が撮れるわけではありません。

全部が流れるようにつながって、ようやく美しい写真が撮れます。

この正確な順番こそが、基礎であり、【写真のレシピ】です。

ではその順番は?というと、一概に正解だとは思いませんが、自分は常に頭の中にこの流れがあります。

  1. 被写体をしっかりと観察する
  2. 撮影するものをイメージする
  3. 光を把握する
  4. ロケーション(撮影場所)を決める
  5. 光(雰囲気)を決める
  6. レンズを決める
  7. 光(露出)を決める
  8. 構図を決める
  9. シャッターを押す

この流れが一番しっくりきます。

もちろんこれは絶対的なものではないので前後するでしょうし、全く違うよという意見もあると思います。

まだ自分に決まった撮り方がない方は参考にしてみてください。

被写体をしっかりと観察する

写真の撮り方光とか構図とかの話をするかと思いきや…、被写体をしっかりと観察するというなんとも的はずれなようなものが一番最初にきましたが、これ大切です。

写真は撮るもの=被写体】がないと勿論撮ることはできません。

だからです。

だから被写体のことをしっかりと観察、知るってことはとても重要なこと、むしろ一番大切なことだと思っています。

写真においてはもちろんなんでも被写体になります。

人間、犬、猫、カエル、鳥、車…、永遠と続きます。

何を撮るのかはフォトグラファーさんによって違いますが、どのフォトグラファーでもこの被写体=撮影する対象になる人(もの)のことをよく知っていないといけません。

例えば、モデルさんをよく撮影しているフォトグラファーさんが、1歳の赤ちゃんを撮影できないのだとしたらどういうことでしょうか?

ライティングとか構図とか、多分モデルさんを撮っているので普通のフォトグラファーよりも専門知識は多いはずです。

それでも撮れないのだとしたら、1歳の赤ちゃんのことをあまり分からないからだと思います。

どのタイミングで笑って、泣いて、機嫌が悪くなって、眠たくなって、赤ちゃんは赤ちゃんで色々あります。

やっぱりそれを知らないと撮影できません。

逆に赤ちゃんの撮影をずっと続けているフォトグラファーさんの場合、急に20歳の女性を撮影することは簡単じゃないです。

赤ちゃんはフォトグラファーから指示をしなくても、ある程度表情も動きも自分でつくります。

赤ちゃんは笑ってと言って笑うものでもないので、誰かが一緒にあやしながら、ふざけながら表情も出したり、仕草を出したりします。

20歳の女の子もモデルさんであれば、笑ってと言って笑ってくれるような気もしますが、初めてスタジオに来て緊張もあるとなかなか難しいですし、赤ちゃんのように勝手に自分で動いてポーズをつくってくれるわけではありません。

被写体によって、撮影の手法というのはまったく違うと思います。

被写体をじっくり観察して、撮影する対象になる人やモノのことを本当に考えないと写真が撮れないと思います。

料理であれば【美しく撮る】というよりも、もしかしたら【おいしく撮る】ということかもしれません。

【おいしく撮る】と決めたのであれば、じゃあ光はこうして、じゃあ背景はこうして…、といわゆる写真で必要な項目を決めていけばいいと思います。

光とか背景とかレンズとかなにがしとかは、あくまでも【撮りたいイメージ】、【撮りたい写真】に対しての材料だとです、と僕は思っています。

だから良い材料だけをただ持っていても、美味しい料理は作れないのと一緒で、何の料理をつくりたいのか?つくりたい料理を決めたら、この光をつかってみよう!というのが正しい順番だと思ってます。

なので、被写体って何?その被写体をどう表現したいの?というフォトグラファーのイメージがとても重要だということです。

分かり切っているようなことをなぜ書くかというと、フォトスタジオの現場でアドバイスをしていると、この部分が一番少ないように感じてしまいます。

多分ある程度決められたことをやらないとはいけないですし、それも分かりますが、写真は決めて出来るようなものではないですし、撮りたいイメージありきだと思います。

このイメージがしっかりしていないと、その後に使う材料が正しいかどうかの判断もできない、そうなります。

だからまずはちゃんと被写体から自分なりに何かを感じ取って、自分で写したいイメージをしっかりと持つこと、ここが大切だと思います。

もうここさえあればいいと思います。

そのくらい大切です。

シャッターを押すまでの順番を書きましたが最初が崩れれば全て崩れます。

その最初にあるのが被写体って何?自分が撮らなければいけないものって何?これをちゃんと持つことです。

そこから全て始まります。

次は光を意識して写真を撮る!です。


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